暖かさ、冷たさを感じさせる色相
私たちは色を見て暖かいとか冷たいと言ったような印象を受けることがあります。このような色を暖色系、寒色系と言った分け方をしております。
暖色とは赤、だいだい、黄などのように暖かそうな色を差し、寒色とは青緑、青、青紫などの冷たさを感じさせる色のことです。またどちらにも属さない黄緑、緑、紫、無彩色などを中性色と呼んでいます。
この印象は単に温度だけのことではなく、「優しそうで暖かみを感じる」や「理知的でクール」といったような人間的な暖かみを表すこともあります。
« 隠す
赤・橙・黄の心理的効果
調査したショップの半数以上がこれらの暖色系の色を用いて成功を収めているのはけして偶然ではありません。
赤には体温・血圧を上昇させ、積極的な行動を促すという効果があります。この赤の刺激が購買を促していると言えます。
橙は黄色と赤の効果を半分ずつ持つ色で、開放的で積極的な色です。また赤の効果を半分持つ暖かく橙や幸福を象徴する黄を用いることによって、「この商品を手に入れることによって幸せになれるかもしれない」という意識を植え付けることとなります。
またこれらの暖色系は食欲を促しやすい色ですので、食品分野には欠かすことの出来ない色相となります。
このようなことから、暖色系は商品を販売したり、積極的なサービスを展開する企業のホームページにおいて非常に多く用いられる色となっております。
青・青紫の心理的効果
逆に寒色系は落ち着いた印象や涼しげな印象を与えることが出来ます。生理的にも体温や血圧を下げる赤色と逆の効果を持っています。
これらの色が使われているショップは売れるお店の分析でも書いたように、直接的に水や宝石などをイメージしたもの以外には、PCや家電などの比較的高額な商品を扱うショップが多く見受けられます。
これらの機械類は雑貨や食品に比べて、商品単価が上がることから、楽しさや幸福感よりも故障しない安定性やショップそのものに対する信頼性が求められていると言えます。
それ以外の色相
黄緑・緑の自然を表す色や和風の紫などは商品の特性上、十分な根拠のある色ばかりです。これらの色を選ぶ際には、なぜ選んだのかをしっかりと定めておきましょう。
これらの色相は高明度・高彩度で用いると鮮やかすぎて自然界に存在しない不自然な色という印象を与えてしまいがちです。特に紫は好き嫌いがはっきりと分かれる色ですので、使い方に注意しましょう。
オンラインショップに限ったことではありませんが、このような色彩の心理的効果を用いる場合には、暖色系か寒色系かを先に決めてしまうのも一つの方法でしょう。
« 隠す