そもそもCIカラーとは何か、またどのような役割を持つのかについて説明しております。
CIカラーの意味
CIとはコーポレートアイデンティティのことで広辞苑によれば「会社の個性・目標の明確化と統一をはかり、社内外にこれを印象づけるための組織的活動」と定義されています。企業サイトの配色でない場合は「会社」というのを「今から配色しようとするホームページ」と置き換えて読んでください。
この定義からCIの一部であるCIカラーはただ色を付けるだけではなく、内外にアピールできる色であることが重要となってきます。例えば三井住友銀行は明るい黄緑と暗い緑の2色をCIカラーに用いております。黄緑色は若々しさ、知性、やさしさを表しておりフレッシュグリーンと名付けられています。暗い緑は重厚なイメージがしますが、伝統、信頼、安定感を表すトラッドグリーンです。このイメージから三井住友銀行の目指す方向性という物が内外に伝わるようになっております。
もしCIカラーが存在しない場合や現状のものを変更可能であるという場合には、きっちりと決めてしまわれることをおすすめしますし、すでに存在する場合にはそれを上手く活かすように検討します。またイメージにそぐわないような場合にはCIカラーそのものを変更するような場合も出てくるでしょう。
CIカラーを決める
CIカラーの決定に際しては慎重に行わなければなりません。ウェブサイト上だけではなく、名刺や汎用的に使用することを考えるのであれば、カラーコーディネーターに依頼するのもよいでしょう。
決めるにあたっては色々と考えなければならないことが多いのですが、まずはここまで候補に残った色相の中から選んでください。
最低限白の上に置いた時に見えやすい色を使うようにしましょう。右の画像のような色をそのまま使うと見えにくく、名刺や封筒にロゴマークを入れることも難しくなりますし、訴求力にも欠けることとなります。
このような色をどうしても使いたい場合には暗めの色で縁取りをすることにしましょう。
« 隠す
色の明るさを表します。文字の読みやすさに直接関わる要素ですので、慎重に扱うことが必要です。
明度とは
明度とは明るさの違いのことで、最も明るい色は白、最も暗い色は黒となっております。
通常明度を表す場合は明るい色のことを「明るい」「明度が高い」というような表現をします。
明度と読みやすさ
明度は色相、彩度といった他の属性よりも文字の読みやすさに直接影響してきます。文字を読みやすくするためには明度の差を大きく取ることが基本となってきます。情報が読めないとホームページの価値は一気に下がってしまいますので、明度差の取り方には十分注意しながら配色を行うようにします。
« 隠す
配色をセンスに頼ると美しいだけの配色になります。しかしセンスだけの色彩では本当に使いやすいウェブサイトや色彩を生み出すことは出来ません。
色彩をセンスの産物として捉えるのは大きな間違いです。
センスがあると思われる人が作るとそこそこ美しい物は産まれることでしょう。しかしウェブサイトで使われる色について限定して考える場合にはそれだけでは済まない場合も多く出てきます。つまり情報を伝えるためには美しい色ということ以外の要素も重要になってきます。そしてその問題を解決するのはデザイナーのセンスではなく、しっかりとした色彩の知識やデザインの知識なのです。
カラーコーディネートをするということは、センスに任せて美しい配色をすることではありません。広辞苑によれば、コーディネートとは「各部分の調整をはかって、全体が上手くいくように整えること」とあります。このように書くと難しいとウェブサイトの目的をしっかりと捉え、色彩の理論を知り、目標を定めれば配色はけして難しいことではありません。
ここではウェブサイトのカラーコーディネートについて色彩の知識とレイアウトや使いやすさ、色彩心理学などの様々な方向から、ウェブサイト配色の手法をご紹介します。
物まねだけではよい配色は生まれない
現在、公開されているウェブサイトの配色について述べられているサイトを見てみると、「こういう色の組み合わせを使えばこんなイメージが出来ます」と言ったようなものが多いようです。そして実際に試された方も多いでしょう。
しかし、それをそのまま使って配色しても、納得の行く結果が得られることはほとんどありません。なぜなら色の持つイメージだけを重視し、ウェブサイトの本来の目的を達成させるための方法がどこにも示されていなかったからです。
またサンプルそのものがおかしい場合も非常に多く、文字が読みにくい配色がイメージに合うという理由だけで勧められています。暗い色の背景にリンクを張ったテキストを置いて、訪問済みになった途端に読めなくなったり・・・。
このような配色はウェブサイトの本来の目的を見失った表面だけをきれいに整えた配色で、少なくともカラーコーディネートと呼ぶことは出来ません。ウェブサイトの目的を情報を伝えるためのものであると捉えるとならば、情報が十分に伝わっているかどうかは、色彩について考えていく上で非常に重要な事であると言えます。
« 隠す
▲このページの先頭に戻る